スチューベンの育て方

ぶどう生育に必要なもの

世界の大多数のワイン生産地域は、北緯あるいは南緯30度から50度の温帯に存在している 。 これらの地帯では、年間平均気温は10~20℃である。広大な水域と山脈が存在していることが気候やブドウにプラスの効果をもたらしている。近くの湖や川は、水が昼間に溜め込んだ熱を夜間放出することにより、気温が急激に低下するのを防ぎ、ブドウを保護する働きをもたらす。
-Wikipedia「ブドウ栽培」より引用

栽培の歴史ページにある通り、ぶどうは人類が最も古くから慣れ親しんだ果物の一つです。栽培地域もアジア・ヨーロッパ・南北アメリカと世界中に広がっています。青森県は北緯40度年間平均気温は10.4度、さらに鶴田町は岩木山の麓から続く津軽平野と、その中心を流れる岩木川と富士見湖いう大きな水源を持ち、まさにぶどう栽培にはうってつけの場所と言えます。

スチューベンの育て方

スチューベン畑

スチューベン畑

ぶどうは病害虫を防ぐために袋掛けをして育てますが、スチューベンは袋かけをしない無袋栽培です。

日本のブドウ畑は通常「ぶどう棚」といわれるように、袋かけして棚にぶら下がったぶどう畑です。 スチューベンは垣根支立という方法で育てられます。ウォークマン方式(片側1文字支立)という、洋画で見るようなブドウ畑です。

また、貯蔵性の高さが特徴のスチューベンですが、鮮度を維持し、長期保存するための貯蔵法は、青森県が世界に誇るリンゴで培った技術が活かされています。

スチューベンの生育カレンダー

3 休眠期
除雪を行い巻きひげの除去を行います。
4 休眠期
園地の清掃を行います。
5 摘芽・摘梢
生育を促すために不要な芽と梢を摘み取ります。
6 開花
白く小さなぶどうの花が咲きます。
7 果粒肥大期
花が散ると果粒が大きく育ち始めます。
8 着色
緑色だった果粒が徐々に色づいて行きます。
9 熟期
育った果粒に甘さが出てきます。
10 収穫・貯蔵・出荷
収穫し貯蔵と出荷が始まります。最大で2月まで出荷ができる貯蔵性の良さがスチューベンの特徴です。
11 出荷
12 出荷
1 出荷
2 出荷